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1986年の開園以来、地元の千葉市民に親しまれてきた千葉ポートパーク。
最近では臨海地区の再開発で色々な設備が統廃合されました。
この記事では2023年現在の最新の千葉みなとポートパークの様子や駐車場の混雑具合、おすすめの釣りスポットを紹介します。
ポートパークの駐車場は混雑してる?
こちらが平日10時のポートパーク駐車場の様子。
開園から1時間余りですが、ここまで混雑していました。
近隣のK’s HARBORの駐車場が有料ということもあり、こちらを利用される方が多いようです。
また夏休み中は潮干狩りなどを楽しむファミリーも増える様子。
車で来園される方は、開園時刻の9時を目安に来園されることをお勧めします。
駐車場のすぐ側にそびえたつのが千葉ポートタワー。
32階建てで高さは125mのタワーです。
展望フロア以外はハーフミラーで囲われているため、晴れた日だと青空や雲が映り込みます。
またタワーの断面はひし形。見る角度によって建物の幅が違って見える、面白いタワーです。
千葉ポートパークってどんなところ?
この日はポートタワーは後回し。
ポートパークをぐるりと歩いてみることにしました。
ポートパークは外周1.6kmの芝生広場に、飛び地のシーガル広場からなる公園。
南の円形芝生広場から周ることにします。
沿道には沢山の木が植樹されています。
この日の最高気温は35℃。
とても暑い日でしたが、木陰を選んで歩いていると爽やかな風が吹きつけてきます。
思っていたより快適に過ごすことが出来ました。
歩き始めて最初に視界に飛び込んでくるのが野外ステージ。
フリーマーケットなどイベントが開催されると、ご当地アイドルがライブを行うこともあります。
この日は何もイベントがなかったので、ステージの中を覗いている方もいました。
(屋外ステージなので、普段は誰でも中に入ることが出来ます。)
野外ステージの横を通り抜けて歩いて行くと、次に目に飛び込んでくるのが展望の丘。
山頂は石畳が敷かれ、屋根も作られています。
タワーの展望デッキを除けば、千葉ポートパーク内で一番標高が高いのがここ。
晴れていれば富士山も見えます。
炎天下に負けず、頑張って山頂まで登ってみると…
この日は雲が多かったので富士山は見えませんでした。
また、夏場は木の葉が茂っているので海岸線も見えません。
冬場の夕方は綺麗な夕焼けが見えるので、カップルに人気のデートスポットだったりします。
展望の丘を北側に下ると、すぐに見えてくるのがウォータープラザ。
丘の傾斜を利用して、棚田のように噴水池がいくつも作られた噴水広場です。
数年前までは夏場になると水が張られ、親子連れが水遊びを楽しむ姿を見ることが出来ましたが…
最近の数多く耳にする水難事故の影響を受けてでしょうか?
この日は水が抜かれていました。
カラカラに干からびたウォータープラザを横目に、次に向かったのが七洋の広場。
(こうして文字に書き起こしてみると、公園施設の名称がいちいち大袈裟な気がしてきますね笑)
タイルを使ったモザイクアートで、地球儀を模したモニュメントが置かれています。
夏場はここがバーベキューサイトになるのですが、この日は炎天下のせいか誰も使っていません。
代わりに少し離れた木陰にタープを張って、BBQを楽しんでいらっしゃる方を何組か見かけました。
(炭の後処理などを考えると、最近流行りのポータブル電源とホットプレートを使った方が便利なのだとか。後片付けが楽だそうです。)
七洋の広場のすぐ横が公園管理事務所。
中では野外教室の研究発表や、これまでの清掃活動に関するパネルが展示されていました。
自動販売機やベンチも置かれていますが、あまり空調の効きはよくありません。
ここで長時間休憩するのは厳しいかなぁ、と思います。
七洋の広場と公園管理事務所を後にして、次に向かったのがシーガル広場。
千葉ポートパークの飛び地なので、一度公園の外に出る必要があります。
出口はテニスコートのわき。
ここから公道に出て、道沿いに進んでいくと…
『制限区域のお知らせ』や『関係者以外立入禁止』など、物々しい雰囲気の看板が立ち並ぶエリアに着きます。
初めてくると不安になりますが、心配いりません。
実は立ち入りが制限されているのは港湾施設のみ。
立入禁止エリアは写真だと灰色の門扉の向こう側だけです。
その右隣の歩道は自由に立ち入ることができます。
ポートパークで釣りは出来る?知る人ぞ知る穴場スポットとは?
実はこの先のシーガル広場が釣り人に人気のスポット。
ポートパーク駐車場から距離が離れていることもあり、他の釣り人とバッティングすることも少ないようです。
この日も行ってみると親子連れで釣りを楽しんでる方がいらっしゃいました。
日差しを遮るものがない炎天下ですが、頑張って歩いて行くとシーガル広場に到着。
海辺の公園でよく見かける、アーチ形の屋根付きベンチが出迎えてくれました。
あまり人が寄り付かないからでしょうか。
屋根の支柱はサビ止めが塗られたまま放置。草も伸び放題です。
『近づかないでください』という警告も貼られていました。
せっかくここまで来たので、千葉みなとの最南端を目指すことにしました。
道のりは単純。
シーガル広場の目の前に広がる遊歩道を真っ直ぐ歩いて行きます。
しばらくすると見えてくるのが、千葉中央港信号所。ここで港に出入りする船を管理しています。
信号所のすぐ側まで近づくことができました。
ここが千葉みなとの最南端です。
岸壁に立ち並ぶガントリークレーンが巨大なキリンのようですね。
沖合では浚渫船が作業していました。
湾内に目を向けると、工場群を一望できます。
写真の左側に写っている白い建物は航空機燃料の貯蔵タンク。
ここから約50km離れた成田空港まで地下パイプでつながっていて、ジェット燃料を輸送しています。
右側に写っている三角形の建物(赤白の煙突の隣)は、製糖工場。
東南アジアや中南米から運ばれたサトウキビがここで加工されています。
工場マニアの人にもおすすめのロケーションです。
ここからは再びポートパークに戻ることにしました。
今度は海沿いの遊歩道を歩いて行きます。
天気のいい日だったので、ウインドサーフィンや潮干狩りを楽しむ方も見受けられました。
再び園内に戻ってきたので、今度は休憩所にも足を運んでみました。
上から見ると尖った三角形の平屋建てが、現在の休憩施設。
かつては『ポルトイタリアーナ』という名前でイタリアンレストランが入っていました。
レストラン時代は建物の一部を船の舳先に見立て、甲板を思わせるような板張りのテラス席が設置されていましたが…
現在は板は剥がされ、元々の石畳に戻されていました。
中に入ってみると、照明も点いておらず空調も効いていません。
あまりの蒸し暑さに慌てて外に飛び出しました。
改めて出入口を見てみると、”空調設備がないために8/5~9/15まで休館”という掲示が。
休憩所としては実質的には機能していないのかもしれません。
最後にメインのポートタワーにも入ってみます。
やはり一番設備が整っているのがここ。
エントランスから空調の涼しい風が吹き込んできます。
入ってすぐ左側には、トイレとおむつ替えスペース。
売店を挟んで向こう側には、幼児向けのプレイエリアと授乳室も用意されています。
(おむつ替えスペースについては女性用トイレの前にあるため、男性のお父様は使いづらいかもしれません。また、ごみ箱は設置されていないので使用済みのオムツは自分で処分する必要があります。)
また、ラウンジスペースも用意されているので、小さいお子さん連れの方も安心して利用できますね。
売店の前はお土産スペースです。
千葉県のご当地キャラ『チーバくん』のお菓子や、銚子で採れたシジミやイワシの佃煮。
千葉県名物の落花生が売られていました。
この日は行きませんでしたが、エレベーターで展望デッキに登ることも出来ます。
料金は小中学生が200円。大人が420円です。
1986年の誕生以来、40年近くに渡って千葉みなとのランドマークを担ってきたポートパーク。
最近では経年劣化のためか、設備の傷みが見受けられるところもあります。
とはいえ、無料で使える駐車場に、おむつ替え・授乳スペースまでコンパクトに纏まったレジャー施設は小さいお子さん連れの方には嬉しいですね。
近くにお立ち寄りの際は、是非足を運んでみてくださいね♪