八雲べにの炎上の理由は?代行プレイや彼氏の疑惑についても


おしゃれでクールなゲーム女子として『ぶいすぽ』で活躍する八雲べにさん。
活動歴は3年以上に及びますが、かつては炎上騒動に巻き込まれ、彼氏による代行プレイが噂されたこともありました。
そんな八雲べにさんの炎上騒動がどのような内容だったのか、当時esports界を騒がせた”彼氏による代行プレイ”についても調べてみました。

スマーフ・ブースティングによる炎上

ことの発端は、2021年9月27日の午前4時ごろ。
視聴者と思われる方のツイートから、八雲べにさんの炎上騒動は始まりました。


引用:X

投稿されたのはFPSゲーム『VALORANT』の対戦結果。
一見、何の変哲もないスクリーンショットに見えますが、これが八雲べにさんのスマーフとブースティングを指摘する告発でした。

「スマーフ」とは、熟練のプレイヤーがサブアカウントを作るなどしてランクが低い初心者プレイヤー同士の試合に参加すること。いわゆる“初心者狩り”を指します。「素性を偽る」という意味を持つ英単語の「smurf」から、このように名付けられました。
また、「ブースティング」とは正規の方法を回避して(たとえば、自分より上級のプレイヤーとパーティーを組んで、ソロプレイでは獲得できないはずの経験値を得るなどして)、キャラクターのランクを上げることを指します。

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スマーフやブースティングは運営企業を欺罔する(例えば無課金ユーザーが課金を装って特定のアイテムを入手するなど)ではないため、違法ではありません。
とはいえ、マッチされた初心者は一方的に勝率を下げられますし、ひいてはプレイヤー離れにもつながりかねません。
そのため、”違法ではないが不適切な行為”といわれており、一部のディベロッパーは規約に『スマーフ、ブースティング行為の禁止』を明記しています。
八雲さんの炎上騒動の後になりますが『VAROLANT』を運営するライアットゲームズからも、『明確に弊社のサービス規約に違反するものでないものの、不適切であると認識』している旨の告知がなされました。

話を八雲さんの炎上事件に戻しましょう。

八雲べにさんが特に問題視されたのがブースティングでした。

告発画像にある「benisama」(黄枠)が、八雲べにさんのサブアカウント。
そして「CR おじじさん」(青枠)はプロゲーミングチーム『CrazyRaccon』のオーナー。
残る3名(赤枠)も、その後の調査で同チーム所属のプロゲーマーであることが判明しました。
調査の過程で、このとき赤枠の3名がスマーフを行い、残る2名のブースティングを手伝っていたことが発覚します。

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事態を重く見た『ぶいすぽっ!』(八雲さん所属のesportsプロジェクト)は直ちに調査を開始、
告発ツイートが投稿された同日(9月27日)の午後9時半には自社サイトに謝罪文を掲載します。


出典:ぶいすぽっ!【公式】

プレイ当時、八雲さんが『ブースティング行為に該当する可能性を考慮』すべきだったことを指摘しました。
ぶいすぽ運営による迅速な対応が高く評価された一方で、

  • ブースティングを受けた八雲べにさん自身がスマーフ役を募集し、いわば一連の騒動を主導する役割を果たしていたこと。
  • 上記の通り炎上騒動を巻き起こしたにも関わらず、大会には当初の予定通り参加すること(ぶいすぽ側から辞退を申し入れたが、主催者側から慰留された)。

こうした調査結果や対応を疑問視する声が上がります。
特に大会出場に関しては、『これでは実質的におとがめなしでは?』とぶいすぽ運営部の対応に落胆する声も見受けられました。

さらに、過去に八雲べにさん自身が「スマーフはダメだよ」と投稿していたことも発覚。
当該ポストは削除されましたが、視聴者が発掘したことでより一層炎上することになりました。

こうした、八雲べにさんとぶいすぽ運営、ファンとその他のesports層との間で軋轢が生じている中で、第二の炎上騒動が持ち上がります。

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”彼氏”の”代行プレイ”による炎上

八雲べにさんに降りかかった第二の炎上騒動が、代行プレイの疑いでした。

代行の疑惑が持ち上がったのが、八雲さんが9月19日に投稿していた動画。


これに対して疑惑の声が上がります。


投稿時間を見ると分かりますが、ぶいすぽ運営部が一度目の騒動(スマーフ・ブースティング騒動)の報告書を発表する直前に、視聴者から新たな告発投稿がなされた訳です。
一度目の炎上が鎮火しきっていなかったこともあり、より一層注目を集めることになりました。

代行プレイに関する投稿に対しては、

  • 八雲べにさんが普段使わないキャラクター『ジェット』を使い、ベテラン並みのハイスコアを叩き出している。
  • ジェット使用時のキーバインド(キーコンフィグ)が普段と違う。
  • youtube配信時とXへの投稿時で、視野角(アスペクト比)が異なっている。

こうしたことに違和感を覚える視聴者が続出。
八雲さんが自分のIDを上級プレイヤーに貸与し、代行プレイしてもらったのでは?と物議を醸すことになりました。

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ぶいすぽ運営部はこちらの炎上騒動にも即座に対応。
翌日の9月28日には調査報告と謝罪文を掲載します。


引用:ぶいすぽX

調査報告によれば、キーバインドの変更はジェットを快適にプレイするための措置、同様にアスペクト比の変更も大会出場選手のプレイを参考に非配信時に限定して行われていたもの、とのこと。
IDについては『VALORANT』を運営するライアットゲームズにも協力を要請、
八雲べにさんのIDに対する、不自然なログインもなかったことが報告されました。

炎上が始まってから報告書の掲載まで半日足らず。ぶいすぽ運営部が相当手際よく、また限られた時間の中で丁寧に調査したことがうかがえます。

一方で、ぶいすぽの報告に納得しない視聴者が現れたのも事実。
なかには、八雲べにさんと同棲している『VALORANT』の得意な彼氏が代行してプレイしたのではないか?という噂まで流布されるに至りました。
(このあたり、”彼氏”や”同棲”の疑いがどこから生じたのかは2024年現在も釈然としません。)

正直なところ、”代行プレイをしていない”ことを完璧に証明するには、PC操作中のプレイヤーをインカメラで撮影し、それを公開する他ないでしょう(現実的に相当難易度の高い手段です)。
また、八雲べにさんの中の人(元配信者のりんりんこさんといわれています)が容姿端麗な方だったのも炎上に拍車をかけた一因だったと推測されます。
八雲さんは美少女キャラのVtuber。嫉妬心にかられた男性視聴者も多かったようで、『炎上騒動の真相を暴く』という美名のもと、彼氏探しに趣旨変わりしてしまったと見られる投稿も散見されました。

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スマーフ・ブースティング騒動と、代行プレイ疑惑。
ほぼ同時に発生した炎上を乗り切ったかに見えましたが…
一連の騒動はこれで終わりませんでした。

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Crazy Raccoonの調査報告による三度目の炎上

八雲べにさんのスマーフ・ブースティング騒動は5名のプレイヤーが関わっていました。
八雲さん以外の残る4名は『Crazy Raccoon』に所属。
ぶいすぽとは別に『Crazy Raccoon』も独自調査を進めていました。
そして、ぶいすぽが同騒動に対する報告書を掲載した2日後(9月29日)にCrazy Raccoonからも独自の調査報告書が発表されることになります。

このなかで、一連の炎上事件に関わった4名への処分が告知されました。


処分内容は下記の通りです。

プレイヤー 処分内容
CRおじじ 1年間、報酬の50%カット。既存のVALORANTアカウントを全て削除。今後作成するアカウントに関して、一年間、調査委員会による管理監視を行う。
Rion (本人より自己のアカウントを、実弟に複数回プレイをさせたという規約違反行為が発覚したため)3ヵ月の活動休止。公式イベントも欠場。VALORANTにて活動していた全アカウントを削除。活動再開後も、作成するアカウントに関して、一年間、調査委員会による管理監視を行う。
Zepher (サブアカウントでのモラル違反行為が複数回発覚したため、)1ヵ月の活動休止、及び公式イベントの欠場。活動再開後も、作成するアカウントに関して、一年間、調査委員会による管理監視を行う。
Francisco (サブアカウントでのモラル違反行為が発覚したが常習性が無いと判断し、)厳重注意とし、現在所持しているアカウント、今後作成するアカウントに関して、一年間、調査委員会による管理監視を行う

現役のesportsプレイヤーが関わった事件だったこともあり、アカウントはく奪や大会への参加禁止など相当厳しい処分が科されました。

こうした処分が、またもや八雲べにさんへの非難につながります。
というのも、スマーフ・ブースティング騒動に発展する共同プレイを最初に持ち掛けたのが八雲さんだったため。
『炎上の原因をつくった主犯格はお咎めなしなのに、共犯が大会出場禁止はおかしいのではないか?』という批判の声が上がり、八雲さんは三度炎上騒動に晒されることになりました。

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これに関しては、ぶいすぽ運営部が改めて声明を発表(時間的に『Crazy Raccoon』の調査報告の2時間弱後でした)。
そのなかで、一度目の調査報告と異なり八雲べにさんが大会への出場を辞退することが明らかにされました。


引用:ぶいすぽ X

また、ぶいすぽの声明を受けて八雲べにさんも謝罪動画を投稿。
しばらくの間、活動を休止することを発表しました。

残念ながら、この謝罪動画も小さな炎上を巻き起こしてしまいました。
原因は、八雲べにさんの「疑惑の件につきましてもぶいすぽ運営のtwitterに記載されていることが全てです。私は絶対にそのような行為をしていません。」という釈明によるもの(動画の1:12~)。
”そのような行為をしていないというけど、運営はブースティングについては八雲べにがやったと認めている。八雲べにの謝罪は運営の見解と矛盾するのでは?”
”そもそも、『そのような行為』が何を指しているのか曖昧。何に対して謝っているのか分からない”
と混乱する声も多かったようです。

特に、八雲べにさんの容姿が非常に優れていることも相まってか、敵愾心を抱いた女性視聴者(とおぼしきSNSユーザー)が辛辣なコメントを書き込む様子も見受けられました。
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八雲べにの炎上は鎮静化したの?

八雲べにさんが復帰したのは、約2か月後の11月10日。
ファンに向けてライブ配信を行いました。

一時は
「一度代行プレイ動画を上げてしまったが最後。腕前が変わらないことを証明するには代行プレイを頼む他ないし、自分でプレイすると(代行プレイしたベテランプレイヤーとの腕前の差から)過去の代行プレイを自ら証明したことになる」
などと揶揄された時期もありました。
そんな批判の声を払拭するがごとく、八雲べにさんは2024年10月現在もVALORANTの配信を続けています。

八雲べにさんの一連の炎上騒動は、鎮静化したとみて良いのではないでしょうか。
今後の雑談配信やゲーム実況も楽しみですね。

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